ニュース 医薬 作成日:2020年9月28日_記事番号:T00092371
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は新型コロナウイルス感染症のワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じ、中国製以外のワクチンを調達する方針で、低温でのワクチン輸送・保管が課題になっている。同センターの荘人祥報道官は、食品のコールドチェーン(低温物流)業者との提携を検討しており、早ければ今週にも協議を行うと明らかにした。28日付聯合報が報じた。
陳部長(左)は、台湾は中国製の血液製剤や免疫グロブリン製剤、ワクチンなどを輸入しないと説明した(27日=中央社)
同センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、第3相臨床試験に入っているワクチン9種類のうち、中国製と欧米製が各4種類、ロシア製が1種類で、うち2種類は摂氏4~8度、別の2種類はそれぞれ摂氏マイナス20度、マイナス70度での保存が必要と説明した。
荘報道官は、空港から倉庫、倉庫からワクチン接種場所までのコールドチェーン構築が課題と指摘。摂氏マイナス70度は難しいが、食品コールドチェーン業者との提携により摂氏マイナス20度での輸送・保管は可能と説明した。
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