ニュース その他分野 作成日:2020年9月29日_記事番号:T00092403
国家発展委員会(国発会)が28日発表した8月の景気対策信号総合判断指数は、前月比5ポイント上昇の26ポイントと、年初来で最高となり、6カ月ぶりに「緑(安定)」を回復した。国発会の鄭貞茂副主任委員は、景気は底を脱したと述べた。29日付工商時報が報じた。

総合判断指数を構成する9項目のうち、株価指数は「黄赤(過熱傾向)」から「赤(過熱)」に転じた。▽工業生産指数▽製造業販売量▽製造業の営業気候観測指数──は「黄青(後退傾向)」から「緑」に改善した。▽輸出額▽卸売・小売・飲食業売上高──は「青(後退)」から「黄青」に改善した。一方、機械・電気設備の輸入額は「黄赤」から「緑」へ悪化した。他2項目は前月と同じだった。

領先指標(先行指数)は前月比1.72%上昇の104.67ポイントだった。5カ月連続の上昇で、累積上昇率は5.86%となった。
同時指標(一致指数)は前月比0.71%上昇の100.77ポイントだった。3カ月連続の上昇で、累積上昇率は1.55%だった。
国発会経済発展処の呉明蕙処長は、景気は回復傾向にあるが、一致指数の伸びが小さく、今後を注視する必要があると述べた。
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