ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年10月6日_記事番号:T00092470
自動車の9月新車登録台数は、前月比6.9%増、前年同月比13.4%増の3万7,241台で、同月として過去15年で最高だった。新型コロナウイルス感染拡大後の欧州の工場操業再開を受け、輸入車が大量に到着したことが主因だ。欧州ブランドの9月新車登録台数は1万1,000台以上で、シェア30%を超えた。6日付工商時報などが報じた。

トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は前月比21.7%減、前年同月比15.3%減の8,521台で、市場シェア22.9%に低下した。うち台湾生産セダン「カローラアルティス」が1,797台、輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」は2,011台だった。和泰汽車は、RAV4の新モデルがまだ大量に港に到着していないほか、トヨタ車初の台湾生産SUV「カローラクロス」は予約が4,000台を超えたが、10月12日発売予定のため、同社の9月新車登録台数が減少したと説明した。トヨタの高級輸入車ブランド、レクサスは1,656台で前年同月比19.3%増だった。

2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の4,044台で、前年同月比6.6%増だった。
ベンツ、3位に浮上
3位に浮上した台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は前年同月比75.1%増の3,573台で、過去最高だった。シェアは9.6%だった。
4位の福特六和汽車(フォード六和モーター)は2,978台で、前年同月比72.2%増、シェア8%だった。第1~3四半期累計では前年同期比32%増の1万9,345台で、同期として過去14年で最高だった。
5位の台湾本田(ホンダ台湾)は2,849台で、前年同月比35.9%増、シェア7.7%だった。台湾生産SUV新モデル「CR-V」は注文が3,500台以上で、9月に1,753台納車した。
裕隆日産、6位に低下
裕隆日産汽車は前年同月比12%減の2,507台で、6位に低下した。シェアは6.7%。10月に新型セダン「セントラ」発売を控えている。
8位に浮上した現代自動車(ヒュンダイ・モーター)は、前年同月比71.8%増の1,309台だった。うち、新型SUV「ベニュー」が701台と好調だった。
輸入車シェア、50%に上昇
9月新車登録台数のうち輸入車は1万8,669台で前月比8.7%増、前年同月比21.6%増、シェアは50.1%に上昇した。
業界関係者は、自動車など大きな買い物に縁起が悪いとされる「鬼月(旧暦7月、2020年は8月19日~9月16日)」に合わせ、日本ブランドや台湾生産車メーカーが1~2週間の夏季休暇を取ったためと指摘した。
1~9月の新車登録台数は32万5,805台で、前年同期比4.4%増だった。
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