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歌林の新荘ショッピングセンター、テマセクが食指


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年8月1日_記事番号:T00009248

歌林の新荘ショッピングセンター、テマセクが食指

 
 家電大手の歌林(コリン)が、財務危機の打開を目的に、来年オープンする新荘ショッピングセンター(台北県新荘市)を外資に売却するという観測が出ている。今年初めより外資不動産仲介のCBリチャードエリスを通じて買い手を探しており、買い手の1社にシンガポール政府系の投資会社、テマセク・ホールディングスの名前が挙がっている。1日付経済日報が報じた。

 新荘ショッピングセンターは用地面積1万5,000坪、床面積3万坪で、投資額は20億台湾元(約70億5,000万円)。2009年の春節(旧正月)前に竣工し、4月から試験営業に入る予定だ。既に大潤発(RTマート)、SEGA、生活工場(ワーキングハウス)、誠品書局などの進出が決まっており、年間の家賃収入5億元、2億元の利益が見込める。

 歌林は74年に用地を9億2,000万元で取得したが、現在、全体の市場価格は60億元以上に達しているとされる。

 なお、李敦仁歌林総経理は、「歌林本体を救うためならいかなる措置でもとる」と発言している。