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9年ぶり台湾元高、1ドル=28元台/台湾


ニュース 金融 作成日:2020年10月6日_記事番号:T00092481

9年ぶり台湾元高、1ドル=28元台/台湾

 5日の台北外国為替市場の台湾元相場は、4日連続で元高が進み、前営業日比0.106元高ドル安の1米ドル=29.02元と、9年ぶり元高水準となった。6日午前も元高が進行し、正午は28.76元で引けた。6日付経済日報などが報じた。

 5日の台湾元相場は外国人投資家や輸出業者の資金が大量に流入し、一時、前営業日比0.271元高の1米ドル=28.855元まで上昇したが、輸入業者が米ドル買いを進めたほか、終盤の中央銀行(中銀)の介入により29元台まで戻した。

 外国為替銀行の幹部は、▽ホットマネー流入▽台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資▽米中対立による台湾への転注──が元高の要因と指摘した。金融当局の防衛ラインといわれる28.5元を年内に突破する可能性がある。