米エヌビディアは、英国でスーパーコンピューター「ケンブリッジ－１」を4,000万ポンド（約54億円）を投じて構築していると発表した。市場では、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が先進製造プロセスで協力するとみられている。７日付経済日報が報じた。
業界関係者は、高性能計算（ハイパフォーマンスコンピューティング、ＨＰＣ）には、回路設計による性能の向上に加え、半導体の先進プロセスが重要な鍵を握ると指摘した。ＴＳＭＣは２ナノ、３ナノメートルプロセスで業界をリードしており、エヌビディアのＨＰＣ参入を支援すると分析した。
エヌビディアによると、「ケンブリッジ-１」は、人工知能（ＡＩ）技術で医療分野の課題に取り組む英国の医療研究者に提供する。
