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永豊餘と中華紙漿、提携でコージェネ市場進出


ニュース その他製造 作成日:2008年8月1日_記事番号:T00009250

永豊餘と中華紙漿、提携でコージェネ市場進出

 
 永豊餘造紙と中華紙漿が提携して省エネルギー産業に進出するとの観測が31日伝えられた。両社は合弁で「永豊能源科技」を設立し、主にコージェネレーション市場での商機獲得を目指すとみられる。出資比率は永豊餘が51%、中華紙漿が49%となる。中華紙漿によると、既に同計画は董事会で決議されており、新会社設立は来年が予定されている。1日付工商時報が報じた。

 中華紙漿の林谷豊副総経理によると、コージェネレーション・システムで採用するボイラー使用の石炭発電は、石油などを使った火力発電と比べコストが安く、石油が不足する時代に投資するメリットは大きいとの考えを示した。ただ、製紙業界での出資意欲は強いが、コージェネレーション・システム1基を設置するには少なくとも10億~20億台湾元(約35~70億円)の投資が必要で参入は容易ではない。このため新会社の初期資本額を10億元として、中華紙漿はまず4億9,000万元を投じる計画だ。