ニュース 機械 作成日:2020年10月12日_記事番号:T00092555
機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)が8日発表した9月の機械設備輸出額は21億米ドルで前年同月比0.8%増となり、3月から続いたマイナス成長からプラスに転じた。9日付経済日報が報じた。
TAMIの柯抜希理事長は、新型コロナウイルス感染症流行の落ち着きに伴う中国や欧米での都市封鎖(ロックダウン)解除を受けた在庫補充に加え、半導体と第5世代移動通信(5G)インフラ関連の検査測定設備・電子設備の需要拡大が主因と説明した。
品目別では、検査測定設備は32億9,000万米ドルで前年同月比27%増、シェア15.7%だった。電子設備は27億3,600万米ドルで4%増、シェア13%だった。
一方、工作機械は14億7,700万米ドルで前年同月比36.9%減、シェア7%だった。
柯理事長は、米中貿易戦争を受け、メーカーが中国以外に設置している第二の生産拠点向けの需要増加や転注効果により、今年の輸出額は前年と同水準を維持すると予測した。
Q1~3輸出額、8%減
第1~3四半期の機械設備輸出額は187億3,600万米ドルで前年同月比8%減、台湾元換算では11.6%減の5,592億6,000万台湾元(約2兆650億円)だった。
第1~3四半期の品目別輸出額は、▽検査測定設備、26億6,700万米ドル(前年同期比9.3%増)▽電子設備、24億8,500万米ドル(3.9%増)▽工作機械、15億8,400万米ドル(32.4%減)──だった。
輸出相手の上位3位は▽中国、55億3,000万米ドル(シェア29.5%)▽米国、41億5,500万米ドル(22.2%)▽日本、13億米ドル(7%)──だった。
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