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疫病対策の開発・生産新拠点、27年稼働へ/台湾


ニュース 医薬 作成日:2020年10月12日_記事番号:T00092558

疫病対策の開発・生産新拠点、27年稼働へ/台湾

 国家衛生研究院(国衛院)の梁賡義院長は、疫病の迅速検査キット、治療薬、ワクチンの開発・生産拠点となるバイオ医薬品工場の新設に来年着手すると明らかにした。2027年の完成、稼働を予定する。経費は44億台湾元(約162億円)。12日付経済日報が報じた。

 新設するのは2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行を受けて設置した既存拠点に続く2カ所目で、既存拠点の3倍の規模を計画している。既に衛生福利部(衛福部)、国家発展委員会(国発会)の承認を得ている。

 梁院長は、将来発生し得る感染症のリスクに備え、迅速検査キット、治療薬、ワクチンの開発・試験生産・量産需要に対応できるようにすると説明した。台湾でのインフルエンザ感染拡大時に最短でワクチン200万本を量産できる拠点という位置付けでもある。