《新型肺炎》コロナワクチン確保、来年Q1に500万人分(トップニュース)/台湾


ニュース 医薬 作成日:2020年10月13日

《新型肺炎》コロナワクチン確保、来年Q1に500万人分(トップニュース)/台湾

記事番号:T00092569

 製薬会社、台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)は12日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの台湾代理権を独バイオエヌテック(BNT)から取得したと発表した。最大3,000万本(1,500万人)を確保し、早ければ来年第1四半期に初回1,000万本が届く。林全董事長は、衛生福利部(衛福部)の許可が取れれば、台湾での新型コロナワクチン第1弾になると説明した。13日付経済日報などが報じた。

/date/2020/10/13/00top_2.jpg林董事長は、公費ワクチン用以外に、政府と協議の上、ホワイトカラーのビジネスパーソンの自費ワクチンとしても供給したいと語った(13日=中央社)​

 BNTと米ファイザーの共同開発による新型コロナワクチンは、7月に第3相臨床試験を開始しており、参加者は10月に3万6,000人、年末には4万3,900人に拡大する計画だ。世界初の新型コロナワクチンを目指している。

 施俊良総経理は、5月より世界の各社と交渉し、最終的にBNTと最大3,000万本の供給を受けることで合意したと語った。政府の公費ワクチンは入札方式のため、10月末までに政府の調達意欲が確認できれば、BNTに正確な調達量や調達額を伝えることができると述べた。同社関係者は、米国は初期に予約したため1本19.5米ドルだったが、台湾は1本で30米ドルとの見方を示した。

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の荘人祥報道官は、台湾や海外のワクチン業者と接触している中で、BNTは年内に供給を開始する最有力候補だと述べた。ただ、摂氏マイナス70度の保管が必要とされ、情報を確認後に判断を下すと語った。

 BNTのワクチンは摂氏マイナス70度で輸送・保管しなければならず、解凍後の保管期間は摂氏2~8度の冷蔵庫で5日間とされ、課題も多い。

コバックス経由より先行

 中央流行疫情指揮センター指揮官の陳時中衛福部長は先月下旬、新型コロナワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」参加を表明したが、ワクチン入手時期は未定だ。

 先日、中国もコバックス参加を発表した際に、台湾政府は中国製ワクチンは調達しない立場を明確にした。そうすると、台湾がコバックスから調達できる製薬会社のうち、第3相臨床試験を開始しているのは米モデルナと英アストラゼネカの2社だけで、来年上半期に入荷できる可能性は低い。