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台湾製アルミ合金板、米国が18%のAD課税/台湾


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年10月13日_記事番号:T00092583

台湾製アルミ合金板、米国が18%のAD課税/台湾

 米商務省は9日、台湾など18カ国・地域から輸入されるアルミニウム合金板に対する反ダンピング(不当廉売、AD)関税率を仮決定したと発表した。台湾製品に対する税率は18.02%となった。2021年初めに最終決定が下される見通しだ。中国鋼鉄(CSC)傘下の中鋼鋁業(CSアルミニウム、CSAC)は12日、主要競争相手のインド、インドネシア製品に対する税率より低いが、韓国、バーレーン製品より高く設定されており、有利な税率を勝ち取れるよう米国側と交渉したいとした。13日付工商時報が報じた。

 CSACはこれまでステンレス大手の大成不銹鋼工業(大成ステンレス・パイプ)の販売ルートを通じて、米国にアルミ合金板を輸出。販売量は月間4,000トン、年間で4万トンを超えていた。

 米国は2018年3月、通商拡大法232条に基づき、輸入アルミ製品に対し10%の関税を課すことを決定した。米国のアルミメーカーが最近、18カ国・地域から輸入されるアルミ合金板について米国国際貿易委員会(ITC)にAD提訴したことを受けて調査が実施され、仮決定が発表された。