14日付電子時報によると、発光ダイオード（ＬＥＤ）パッケージング（封止）大手、億光電子工業（エバーライト・エレクトロニクス）は、ミニＬＥＤが中国の家電大手、ＴＣＬ集団のテレビのバックライトに採用されたようだ。エバーライトはノーコメントとした。
エバーライトのミニＬＥＤは、ＴＣＬが海外市場をターゲットに販売するテレビ新機種「６シリーズ」のバックライトに採用されたようだ。６シリーズの価格は▽55インチ、649.99米ドル▽65インチ、899.99米ドル▽75インチ、1399.99米ドル──で、ミニＬＥＤテレビとして業界最安値とされる。欧米の第４四半期のテレビ買い替え商機を狙っているようだ。
エバーライトは顧客のテレビへの採用拡大により、第３四半期にバックライト事業売上高に占めるミニＬＥＤの割合が２割に達し、同社の売上高全体に占める割合は５～６％に上ったようだ。10～11月も出荷拡大が続くと予想されており、2020年のミニＬＥＤ出荷量は台湾のＬＥＤパッケージング業界で最高となる見通しだ。
