ニュース 社会 作成日:2020年10月14日_記事番号:T00092610
彰化県彰化市で12日、市内を巡回していたごみ収集車の内部で突然、「ボン」という音が響き、後部のごみ投入口から大量の粉塵が噴き出した。どうやら「金紙」(供え物の紙のお金)を燃やす「焼金紙」の儀式で出た灰をそのまま袋に詰めて収集車の中に投入したことが原因とみられ、市政府が市民に注意を呼び掛けている。
「爆発」を起こしたごみ収集車は12日午後2時ごろ、中興路と大埔路一帯で収集作業を行っていた。ある地点で周辺住民がごみ袋を投入し終わり、次の地点に移動するため発車した後、内部の圧縮装置が作動してごみを押しつぶそうとしたその時、大きな爆発音が響き、大量の粉塵が後方数メートルにわたって噴き出した。
収集車の走行中、後部の台に立ち乗りしていた清掃員は幸い、車から降りて車体の脇に移動していたため、粉塵を浴びることはなかったが、タイミングが悪ければ惨事となっていた可能性もある。
金紙の灰は、圧縮を加えると粉塵爆発を起こす恐れがあり、捨てる際は火が完全に消えていることを確認するだけでなく、水をかけて泥状にする必要があるという。
清掃員によると、ごみを収集する際は清掃員が市民からごみ袋を受け取り、収集者に投入するようにしているが、自分で投入する市民もいる上、袋の中に何が入っているかは目視できないため、危険物が入っているかどうかは確認しようがないそうだ。
彰化市では過去に燃え残りが含まれた金紙の灰が捨てられ、爆発を起こしただけでなく、出火するという事故も発生しており、同様の事故が発生しないよう、何度も市民に注意喚起を行ってきた。
再び事故が発生したことを受けて彰化市の林世賢市長は、▽整髪料や殺虫剤などのスプレー缶▽金紙の灰、粉ミルク、小麦粉など粉状のもの▽リチウム電池▽消化器▽ガス缶──といった爆発を引き起こす可能性のある危険物は、絶対に収集車に投入しないよう改めて呼び掛けた。
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