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基隆ライトレール計画、MRTに変更/台湾


ニュース 運輸 作成日:2020年10月14日_記事番号:T00092613

基隆ライトレール計画、MRTに変更/台湾

 林佳龍交通部長は13日、台北市、新北市、基隆市の市長と鉄道建設に関する協調会議を開き、基隆市~台北市南港区間に計画するライトレール(軽軌、LRT)敷設は、1時間当たりの輸送能力が延べ1万~1万5,000人と、LRTの2~3倍に相当する都市交通システム(MRT)に変更することで合意した。14日付工商時報が報じた。

/date/2020/10/14/13keelung_2.jpg林右昌・基隆市長は、通勤の利便性が高まるだけでなく、台北市の東の玄関口、南港区の産業コリドーが基隆市まで広がり、経済効果をもたらすと期待を寄せた(13日=中央社)

 会合では、▽台北市側の終点を南港駅まで地下化方式により延伸し、台湾高速鉄路(高鉄)や台北MRTの板南線と文湖線とつなぐ▽現在計画中の台北MRT民生汐止線(台北市大同区~新北市汐止区)と重なる部分は軌道などを共有する──ことで共通認識が得られた。

 基隆市暖暖区の台湾鉄路(台鉄)八堵駅~基隆駅区間でルートが重なる問題は、鉄道局を通じて今後も検討を続けることで合意した。

 同計画の経費は少なくとも200台湾元(約730億円)と、当初予定していた103億元から倍増する見通しで、開通時期も2027年にずれ込むとみられている。