ニュース 社会 作成日:2020年10月19日_記事番号:T00092684
人気ブロードウェイミュージカル『オペラ座の怪人』が11月19日から12月6日にかけ台北市の台北小巨蛋(台北アリーナ)で上演される。これに伴い関係者100人近くが台湾入りする。現在、外国人が台湾に入境する場合は新型コロナウイルス対策として14日間の外出制限「居家検疫」措置を受ける必要があり、今回の公演で約630万台湾元(約2,300万円)の費用が余計にかかる見通しだ。
今月5日に来台した、著名なロシア人ピアニスト、ダニール・トリフォノフは入境後12日目に当たる16日に高雄市でコンサートを開催した。これに対し、各界から新型コロナウイルス防疫対策の抜け穴になるのではと問題視する声が上がった。
主催者の牛耳芸術(MNA)は、新型コロナウイルスの低・中低リスク国・地域から入境する短期滞在ビジネス客を対象に、「居家検疫」の期間を5~7日間に短縮する特例措置の適用を文化部に申請し、認められたと説明した。文化部も同件については中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の同意を得たとコメントした。
一方、11月19日から12月6日まで予定される『オペラ座の怪人』の公演は、主催者の寛宏芸術は特例措置の申請を行っておらず、出演者やスタッフ約100人は早ければ10月末に来台し、一般の渡航者と同様に14日間の外出制限を受ける見通しだ。
蘋果日報の試算によると、100人が防疫ホテルに14日間、宿泊した場合、その費用は630万元に上る。『オペラ座の怪人』のチケットは800~6,600元。完売した場合、売上高は6億6,000万元に達し、居家検疫で増えたコストは十分に回収できる。ただ、公式サイトの販売状況によると、現在800元と1,800元のチケットはほぼ売り切れているものの、残りの高額チケットはまだ空席がある。
他に、世界的に著名なチェロ奏者、ヨーヨー・マも11月に台湾でコンサートを開催する予定だ。プライベートジェトで来台するなど厳重な感染対策が評価され、外出制限期間の短縮が認められた。
その一方で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による特例申請については、団員が100人に上るにもかかわらず、3日しか外出制限期間を想定していないこと、および来台期間中に台湾高速鉄路(高鉄)の利用を予定するなど対策が不十分だとして却下された。
世界で新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、一部の医師は、海外からわざわざ芸術文化団体を呼ぶ必要があるのかと疑問を呈する声が出ている。文化部に対し、台湾の芸術家や団体による公演を奨励するよう求める声も上がっている。
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