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台鉄線路に44センチの亀裂、報告遅れでプユマ号通過/台湾


ニュース 運輸 作成日:2020年10月22日_記事番号:T00092746

台鉄線路に44センチの亀裂、報告遅れでプユマ号通過/台湾

 台湾鉄路(台鉄)が今年5月19日、成功駅(台中市)南側の線路に44センチメートルの亀裂が生じていたのにもかかわらずすぐには報告せず、急行列車「莒光号」と特急プユマ(普悠瑪)号を走行させていたことが明らかになった。18人の死者を出したプユマ号脱線事故から21日でちょうど2年を迎えたタイミングで今回の問題が発覚し、台鉄の安全管理に再び批判が集まっている。22日付聯合報などが報じた。

/date/2020/10/22/13rail_2.jpg林交通部長(左)は22日の立法院で、プユマ号脱線事故後に就任した台鉄局の張局長(右)に監督責任があると指摘した(22日=中央社)

 5月19日午後7時前、上りの普通列車「区間車」の運転士が成功駅進入前に異常な音に気付き、同駅の駅員に知らせたが、駅員がすぐに運輸安全調査委員会(運安会)に報告しなかった。運安会が報告を受けてから、線路に44センチの亀裂を発見し、路線を封鎖するまでの30分間に、問題の地点を莒光号とプユマ号がそれぞれ1編成通過した。

 台鉄は、3月3日に問題の地点で線路の亀裂に気付いていたが、すぐに線路を交換しなかったため、その後も車両の衝撃を受けて亀裂が44センチまで広がった。

 林佳龍交通部長は台鉄に対し、▽運安会の調査への協力▽線路保守作業と通報体制の見直し▽全線のカーブ地点の線路の検査強化──などを求めるとともに、交通部台湾鉄路管理局(台鉄局)の張政源局長を含む関係者の処分を指示した。