ニュース 社会 作成日:2020年10月22日_記事番号:T00092754
新北市平渓区で元宵節(旧暦1月15日、2021年は2月26日)に行われる風物詩、願い事を書いた無数の天灯(ランタン)を熱気球のように火を灯して夜空に放つイベントは、元宵節以外でも観光客が天灯飛ばしを体験できるサービスが提供され、今や重要な観光資源だ。ただ、天灯の残骸が環境破壊や火災につながるとして以前より問題となっている。
新北市経済発展局商業発展科の黄恒瑋専門員によると、平渓区には現在、観光客に天灯を販売し、天灯飛ばし体験サービスを提供する業者が53軒ある。昨年1年間に空へ放たれた天灯の数は約40万個に上ったとされる。
これら大量の天灯は燃料が燃え尽きた後、山林や河川に落下し、ごみとなる。燃え残った火が山火事や住宅火災を引き起こす恐れもある。
平渓区公所は2018年、天灯飛ばしの存続に向け、天灯販売業者から寄付を募り、火災など損害が生じた際の補償金などに充てる資金をプールする基金「天灯永続発展基金」を設立した。
年間約60万台湾元(約220万円)の寄付が集まると見込んでいた同基金だが、自発的に寄付する業者は減る一方だ。昨年、天灯の残骸が原因で住宅火災に見舞われた市民が170万元の補償金を申請したが、基金に残っていた寄付金はわずか数千元しかなかった。
そこで、新北市政府はこのほど、天灯販売業者から強制的に「天灯永続発展費」を徴収する内容を含む「新北市天灯永続発展自治条例」の草案を議会で可決した。
業者は今後、天灯1個に付き20~50元の永続発展費が徴収されるほか、販売する天灯に市政府が発給する認可ラベルの貼付が義務付けられる。ラベルの未貼付または偽造、改造が発覚した場合は1個当たり最高で1万元の罰金が科される。
地元業者で作る平渓区魅力商圈協会の林高美雲理事長は新条例について、天灯の販売価格は150~250元で1個当たりの利益は数十元しかなく、永続発展費が徴収されれば値上げは必至と指摘した。今年は新型コロナウイルスの影響で外国人観光客が激減する中、天灯を飛ばしたいと考える観光客が逃げ出さないよう、徴収額はできるだけ抑えてほしいと要望した。
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