ニュース 電子 作成日:2020年10月28日_記事番号:T00092836
受動部品大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)と奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)は、第5世代移動通信(5G)対応スマートフォンの高周波(RF)フロントエンド(RFFE)の材料、低温同時焼成セラミックス(LTCC)受注が相次いでおり、納期が16~18週と従来の12週から大幅に延びている。28日付経済日報が報じた。
ウォルシンは、第3四半期のLTCC生産能力を7億2,000万個に、第4四半期は8億1,000万個に、来年第1四半期は9億個まで拡大する計画だ。チリシンは、出荷量が毎月5,000万~6,000万個ずつ増え、年末時点の月産能力は2億個に拡大する見通しだ。
アップル初の5G対応スマートフォン、iPhone12発売や、広東欧珀移動通信(OPPO、オッポ)や維沃移動通信(vivo、ビーボ)、小米集団(シャオミ)など中国大手の5G対応スマホ投入に伴い、LTCC需要が大幅に高まっている。証券会社によると、5G対応スマホのLTCC搭載量は平均10~15個で、4G対応スマホの3倍だ。第4四半期のLTCC需要は43億個、来年第1四半期は45億個に上り、供給不足が深刻化する見通しだ。
業界関係者によると、LTCC大手のTDKは製品の単価が業界で最も高く、主要顧客は、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)とサムスン電子で、その他の中国ブランドの採用は少ない。村田製作所は、最大顧客のアップルを優先しており、他のスマホブランドに供給する余裕がないという。
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