ニュース 社会 作成日:2020年10月28日_記事番号:T00092849
台湾大学医学院附設医院(台大医院)は27日、すい臓にできた小さな腫瘍を100%近い感度で発見することができる世界初のAI自動検出モデルを発表した。死亡率の高さから台湾では「がんの王様」と呼ばれるすい臓がんの早期発見に大きく貢献すると期待されている。
台大医院・腸胃肝膽科の廖偉智医師によると、昨年、台湾のすい臓がんによる死者数は2,497人で、7番目に多い死因だった。すい臓がんはCTスキャナーで撮影した画像を観察して発見されるが、その腫瘍は半紙に垂らした墨汁が薄い霧状に広がったように見え、専門家でも判別することは非常に難しいそうだ。
医師は毎日10~20人の患者を診察し、1人当たり500枚を超えるCT画像に目を通すため、見落としたり、発見が遅れることも多く、後続の治療に影響が出ることで死亡率が高くなるようだ。
廖医師は、AI技術を使えば素早く自動で画像を観察できる上、肉眼では判別できない腫瘍も発見できると説明した。台大医院の研究チームは、同医院に蓄積されたすい臓の腫瘍に関するデータ、3,000件を使用して世界初となるAI自動検出モデルを開発した。
台大医院の医師が肉眼でCT画像から1~2センチメートルの腫瘍を発見できる確率は92.9%だが、今回開発されたAIモデルを使用すれば、その確率は98.3%まで高めることができるという。同医院では既に肉眼による観察を補完する方式で試験運用を開始している。
廖医師は、AIによる自動検出技術は100%の確率ではないが、すい臓がんを専門としない医師による診断や、経験が不足する遠隔地の診療所などで専門家と同レベルの検出能力が発揮できるようになると説明。普及が進めば、救われる命が増えそうだ。
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