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アントIPO、台湾保険業界が高い関心/台湾


ニュース 金融 作成日:2020年10月29日_記事番号:T00092855

アントIPO、台湾保険業界が高い関心/台湾

 中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)傘下で決済アプリ「支付宝(アリペイ)」などを展開するフィンテック企業、螞蟻科技(アント・グループ)が香港と上海で実施する新規株式公開(IPO)に台湾保険業界が高い関心を示している。29日付経済日報が伝えた。

 中国人寿保険は27日、最大8,000万米ドルをアントのIPOに投資すると発表。富邦人寿保険も親会社の富邦金融控股を通じ、最大7億米ドルを投資すると発表した。国泰人寿保険(キャセイライフ)も投資を検討していることを明らかにした。各社が発表した金額はあくまで上限で、実際にどれだけの株式が割り当てられるかは不明だ。

 国泰人寿はグループレベルで螞蟻科技との関係が深い。持ち株会社国泰金融控股が全額出資する中国損害保険子会社、国泰産物保険が2015年に増資を実施した際には、螞蟻科技(当時は螞蟻金服)が引き受け先となり、螞蟻科技は中国の国泰産物保険に51%を出資している。また、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)は今年8月、8億人民元(約124億円、10%)を出資し、螞蟻科技と合弁でローン会社の重慶螞蟻消費金融を設立した。

 アントは今回のIPOを通じ、香港、上海市場の合計で世界で過去最高となる約345億米ドルを調達する予定で、香港の個人投資家向けの公募枠は28日までに60倍以上の応募超過となった。29日に開始される上海A株の公募も熱狂的な関心を集めそうだ。