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台湾中油、ガソリン価格を据え置き


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月4日_記事番号:T00009286

台湾中油、ガソリン価格を据え置き

 
 台湾中油は1日、ガソリンなど石油製品の8月価格を据え置くと発表した。価格凍結ではなく、現行の変動価格制に基づく上昇分を台湾中油が吸収する形を採る。2日付聯合報などが報じた。

 7月は台風7、8号の上陸で物価が上昇したため、消費者の生活負担を考慮して価格を据え置くという経済部と台湾中油の提案を、行政院が承認したもの。現行の変動価格制に基づくと、ガソリンで1リットル当たり0.5台湾元(約1.75円)、ディーゼル油で0.6元の値上げとなる計算だった。

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)も価格据え置きに追随する。

 経済部は1日、変動価格制による価格調整の頻度を、現行の「1カ月に1回」から「週に1回」に変更すると発表した。国際原油価格の変動をより機動的に反映させることが目的だ。これにより、次回の価格調整は8日午後5時に発表、9日から実施されることになる。

 中央研究院経済研究所の梁啓源研究員は1日、ガソリンとディーゼル油は来週1リットル当たり0.5元の値下げとなる可能性があると指摘した。