ニュース 社会 作成日:2020年10月30日_記事番号:T00092897
コーヒー好きの大学生が電子レンジなどで使用されるマイクロ波を利用したコーヒー豆焙煎(ばいせん)機を開発した。このマシンで焙煎された豆で入れたコーヒーを試飲した著名なバリスタは、おいしさのあまり驚きの声を上げた。
焙煎機は軽く、カスタマイズできるため、家庭用や商用に使用できる(波豆フェイスブックより)
焙煎機を開発したのは新竹市の国立清華大学に通う大学生の郭奐均さん(動力機械工程学系)と邱柏諺さん(生命科学系)。高校生の時からブラックで飲むほどコーヒーが好きだった郭さんは、大学に入り飲料サークルに加入し、同じくコーヒー好きの邱さんと出会った。
2人はさまざまなコーヒー豆について理解するため、自分で焙煎するようになった後、同大物理系の張存続教授からマイクロ波を利用して焙煎するアイデアを提示され、同技術の実験に取り組んだ。
郭さんによると、マイクロ波を使った焙煎は豆に均等に熱を加え、脱水できるが、表面が焦げ、中心部に十分に熱が加わらないという問題があった。
2人は約2年をかけて研究を進め、マイクロ波を加えると同時にコーヒー豆を回転させる独自技術を開発。豆を十分に脱水し、メイラード反応を生じさせることで、より収率(豆から抽出できるコーヒーの比率)が高く、香り豊かで苦味の少ないコーヒーが入れられる豆の焙煎に成功した。
2人が開発した焙煎機は、焙煎時間が6~8分と、電気やガスを使った従来の焙煎方法に比べ60~80%短縮。省エネも実現し、早速アジアや米国など各国・地域で特許を取得した。
焙煎機はバリスタ業界で話題となり、多くの著名なバリスタやカフェの店主がこれで焙煎した豆の品質を確かめるため、2人の元を訪れた。「コーヒーのプロ」は、電気やガスで焙煎されたコーヒー豆に比べ、より風味が高く芳醇なコーヒーを入れられると結論付けた。
2人は昨年、自分たちが開発した焙煎機で焙煎したコーヒー豆を販売する会社を設立。今年9月には新竹市内にショップ「波豆(ボド)」もオープンした。中小型コーヒーショップ向けに焙煎機の商品化も計画している。将来、世界のカフェで2人のマシンを目にする日が来るかもしれない。
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