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インサイダー疑惑の力晶董事長、「辞任考えず」


ニュース 電子 作成日:2008年8月4日_記事番号:T00009294

インサイダー疑惑の力晶董事長、「辞任考えず」

 
 黄崇仁力晶集団董事長は1日、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)の12インチウエハー工場買収に絡むインサイダー取引疑惑で、証券取引法違反などの罪で4年6月を求刑されたことに対し、自身の潔白を強調するとともに、董事長職を辞任する考えのないことを明らかにした。2日付経済日報が報じた。

 起訴状では、黄董事長は黄俊欽同社経理と共に6億台湾元(約21億円)のインサイダー取引にかかわり、2人で1,178万台湾元(約4,126万円)の不当利益を得たとされている。しかし黄董事長は、「個人として旺宏株を1株も買っておらず、そもそもインサイダー取引はあり得ない」と主張。

 黄董事長によると、力晶は旺宏の経営に参画する目的で株式購入を進め、取得価格は5元のときもあれば、7元、8元のときもあった。その後、旺宏への董事派遣に失敗したため売却を進めたという。黄董事長は、「旺宏の株式取得は、12インチ工場の買収とは関係がない。株式の買収から売却まで1年以上の時間があり、旺宏の業績向上で利益は出せたが、本当にインサイダー取引であれば、こんなに時間をかけるだろうか」と、通常の取引だったと強調した。