ニュース 社会 作成日:2020年11月3日_記事番号:T00092944
内政部警政署の統計によると、1~9月に発生した飲酒運転による交通事故が111件、死者数(A1類・即死または24時間以内に死亡)は112人で、過去6年の最多となった。同期間に警察が実施した飲酒運転の取り締まり件数は6万4,477件と、過去18年で最低だった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、全土一斉の取り締まりを一時中止したことが飲酒運転による交通事故死が増えた原因との見方が出ている。
新型コロナウイルス感染症の流行が深刻化していた今年3月、徐国勇内政部長は感染拡大防止の観点から、飲酒運転の一斉取り締まりを一時中止すると表明した。これは月に2度、全土一斉に実施している飲酒運転の取り締まりを一時中止することを指しており、地方の警察局による取り締まりは従来通りだったが、ドライバーの間で「飲酒運転をしても捕まらない」と誤解が広がると懸念された。
台湾での新型コロナウイルス感染が落ち着いた6月以降、一斉取り締まりが再開された。ただ、1~9月の取り締まり件数は6万4,477件と、前年同期の7万2,174件に比べ8,000件近く減少し、2003年以降で最も少なかった。
飲酒運転を原因とする死亡事故の発生件数は111件で、過去6年の同期の平均82件を2割以上上回った。死者数は112人で、いずれも過去6年で最多を記録した。
警政署は飲酒運転による交通事故発生件数について、15年は死亡事故137件、負傷事故6,522件で、19年は死亡事故143件、負傷事故4,069件と、減少傾向にあると指摘した。今年1~9月は死亡事故111件、負傷事故2,969件と、通年では昨年と大きな変化はないとの見通しを示した。
一方、淡江大学運輸管理学系の羅孝賢副教授は、取り締まりが不十分なら、ドライバーは警察に見つからないだろうと考え、抑止効果が低下すると指摘した。
忘年会(尾牙)が増える年末シーズンに向け、飲酒運転による悲劇が少しでも減るよう、十分な対策を講じてほしいものだ。
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