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液晶パネルのオファー価格、8月も下落継続=ウィッツビュー


ニュース 電子 作成日:2008年8月4日_記事番号:T00009297

液晶パネルのオファー価格、8月も下落継続=ウィッツビュー

 
 台湾の市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーが発表した8月の液晶パネルオファー価格予測によると、8月はIT(情報技術)製品向けパネルの価格がさらに7~9%下落し、テレビ向けパネルも3~7%の下落となるとの見通しだ。また、パネル業の7月業績は、オファー価格10%以上の下落、および減産の影響で、売上高、出荷量ともにマイナスとなるという見方が証券会社より示されている。2日付工商時報が報じた。

 奇美電子(CMO)は7月のオファー価格を「骨まで見える(値下げ)」と形容した。しかしウィッツビューの予測では、8月も引き続き世界経済の後退が進み、景気に対する信頼低下がハイシーズンの需要に影響を与え、売り上げは思うように伸びないとの見方だ。

 8月はハイシーズン前の在庫確保の需要が期待される。しかし、既存の在庫量が多く、これらの消化が優先されるため、8月のオファー価格は低迷するとみられる。また需要が伸びない場合、パネルメーカーでは、テレビパネルのさらなる値下げの可能性も排除しないとしている。