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外遊三昧の台東県長、帰台後に雲隠れ


ニュース 社会 作成日:2008年8月5日_記事番号:T00009301

外遊三昧の台東県長、帰台後に雲隠れ


 就任から現在まで2年3カ月に9回も公務名目で観光主体の海外渡航を繰り返していた鄺麗貞台東県長(国民党)が4日未明、桃園空港に到着した。鄺県長は同空港で「台東県民に申し訳ない」という短い談話を発表したが、同日午後以降は雲隠れしたままとなっている。5日付中国時報などが伝えた。

 鄺県長らは午後1時ごろに松山空港から台東空港に向かったが、天候不良で引き返した。鄺県長は松山空港に戻った直後に姿を消し、その後は連絡が取れなくなった。

 検察当局は一連の出張目的について事情を聴くため、台東空港で鄺県長の到着を待ち構えていた。鄺県長を除く台東県政府幹部は午後6時ごろに台東空港に到着したが、鄺県長は最終便まで姿を見せず、検察は肩透かしを食わされた。検察当局は鄺県長を除く同県政府幹部12人を取り調べ、欧州訪問の経費などについて事情を聴いた。

 検察の追跡によれば、鄺県長は検察が任意で取り調べを行おうとしていることを知り、目的地を花蓮空港に変更した上で、陸路台東県に戻ったとみられるという。

 一連の騒動には国民党中央も重大な関心を抱いており、鄺県長に説明を求める方針だが、同党も連絡を取れずにいるという。