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馬総統、「来年WHA参加に希望あり」


ニュース 政治 作成日:2008年8月5日_記事番号:T00009302

馬総統、「来年WHA参加に希望あり」


 4日外交部を視察した馬英九総統は、世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関、世界保健総会(WHA)への参加について「来年は希望がある」と語った。馬総統は、「国際組織への参加については、台湾が柔軟な戦略を採れば、胡錦濤中国国家主席も台湾の国際組織参加についての協議に同意すると信じる」と中国側の善意に期待を示した。5日付中国時報が報じた。

 馬総統は国際連合への加盟について「3月22日に行われた住民投票では『加盟』、『復帰』のいずれも否決されたことを考慮しなければならない」と語り、消極的な姿勢を示した。しかし、「WHOや世界貿易機関(WTO)などの専門機関への参加は、台湾人民の生活福祉と密接に関係し、主権問題との関わりは小さい」として、「今後国際社会が台湾を参加させるよう訴える」という姿勢を示した。

 また、国交の維持や樹立のために中台が対象国に巨額の費用を投じる競争を繰り広げてきたことについて馬総統は、「これまでの悪性競争によって、双方とも国際的なイメージを損なってきた。ただし支援は必要で、今後は、『小切手外交』による無駄遣いを避け、理性的に目標、戦略、方式を定めて予算を有効に活用していく」と語った。