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信昌化工、ビスフェノールAを減産


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月5日_記事番号:T00009313

信昌化工、ビスフェノールAを減産

 
 信昌化工はこのほど、需要低迷を受け、高雄県林園石化区のビスフェノールA生産プラント(年産8万トン)で20%の減産に入った。5日付経済日報が伝えた。

 ビスフェノールAの需要低迷は、北京五輪の1カ月前から中国政府が有毒化学品の輸送を禁止したため、中国の川下メーカーが事前に備蓄を行ったため。五輪開催を控え現在、中国からの需要はほとんどゼロとなり、台湾、日本、韓国の石油化学メーカーは相次いで減産に踏み切っている。

 ビスフェノールAは原料価格が高いため、メーカー各社は値下げしてまで在庫を処分することは望んでおらず、五輪期間にはいったん製品を在庫扱いにした上で減産で需給を調整している。

 業界では三井化学が名古屋工場と大阪工場で40%、千葉工場で30%のビスフェノールA減産に踏み切ったほか、LG化学など韓国メーカーも8月から業界で歩調を合わせて30%の減産に入った。