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Q2大型パネル出荷が過去最高、価格はQ3末に安定か


ニュース 電子 作成日:2008年8月5日_記事番号:T00009328

Q2大型パネル出荷が過去最高、価格はQ3末に安定か

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの最新統計によると、第2四半期の世界市場における大型TFT-LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)パネル出荷枚数は1億1,790万枚で、前期比6%増、前年同期比23%増の過去最高となった。謝勤益同社大中華区総経理は、「第2四半期の出荷増が在庫過剰を生み出しており、第3四半期パネル価格は15~20%下落する」と指摘し、第3四半期末には安定に向かう可能性もあるとの見方を示した。5日付工商時報が報じた。
 
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 謝総経理によると、事前予測では第2四半期の出荷成長は5%前後だったが、実際には予想以上の伸びとなった。これにより川下で在庫が相当蓄積しており、パネル価格の急激な下落につながったとみられる。ただ末端市場の需要が好転すれば、パネル価格の低下も刺激剤となるとして、第4四半期には楽観的な見方を示した。

 大型パネル出荷量の市場シェアは、首位サムスンの21.7%に、2位LGディスプレイ(LGD)20%、3位友達光電(AUO)18.5%と続いた。友達光電のシェアが20%を下回ったのは2007年第2四半期以来だ。

 また大型パネルの出荷総額は前期比1%増の2,110万米ドルで、シェアは首位サムスンが25.2%、2位LGD18.8%、3位友達17.6%だった。