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モニター用バックライトモジュール、パネル減産で受注20%減


ニュース 電子 作成日:2008年8月5日_記事番号:T00009329

モニター用バックライトモジュール、パネル減産で受注20%減


 液晶パネル大手の相次ぐ減産が、関連部品メーカーの第3四半期の出荷量にも打撃を与えている。液晶バックライトモジュールメーカーでは7、8月の受注がモニター向けで20%減、テレビ向けで10~15%減少するという業界見通しが出ている。また偏光板や集光フィルムといった光学フィルムでも15%以上の受注減となるとの予測が出ている。5日付工商時報が報じた。
   
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 バックライトモジュールメーカーによると、状況は供給対象の製品によって異なり、モニター向けが最も受注の減少幅が大きい一方、ノートパソコン向けは影響が最も小さく、一部の機種では受注増のものもあるという。全体として、7月の出荷量は急速に落ち込み、第3四半期の谷底になるという予測だ。8月には若干回復するとみられるが、先行きは依然不透明で第3四半期の業績は在庫の消化状況にかかっているようだ。

 また部品メーカーでも、赤字の危機に直面した中堅パネルメーカーから値下げ要求がなされ、価格の下落圧力が高まっているという。今期はバックライトモジュールで3~5%、偏光板で2~5%、パネル向けドライバICで3~5%の下落が予想されている。