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災害時の地方首長日程、党中央に届け出義務化=国民党


ニュース 社会 作成日:2008年8月6日_記事番号:T00009332

災害時の地方首長日程、党中央に届け出義務化=国民党


 鄺麗貞台東県長(国民党)が大型台風の接近中に海外出張していたことを契機として、過去の不透明な海外出張が発覚し批判を浴びている。この問題を受け、国民党の綱紀粛正機関である廉能委員会は5日、同党に所属する地方首長に自然災害時の行動日程を党中央に届け出ることを義務付け、違反者には党紀処分を行う方針を固めた。事実上、地方首長が災害発生時に台湾から出境することを禁止する措置とみられる。6日付工商時報が伝えた。

 一方、帰台後に姿を消していた渦中の鄺県長は同日、法務部台東県調査站に出向き、4時間余りにわたり事情聴取を受けた。担当検察官は公費を私的に流用するなど不適正な用途がなかったかなどについて事情を聴いた。

 その後記者会見した鄺県長は台風接近時に地元にいなかったことについて、深々と頭を下げ謝罪した一方で、「勇者に恐れるものはない」などと述べ、今後の県政と政治生命に自信を抱いていると強調した。