ニュース 医薬 作成日:2020年11月26日_記事番号:T00093369
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は25日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの調達について、契約予定の海外メーカーに対して23日に1,000万本分の予約金を支払ったと明らかにした。今後の価格交渉が順調にいけば、ワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて調達可能な460万本以上と合わせて約1,500万本は確保できることになる。26日付経済日報が報じた。
陳部長は、ワクチンを買い過ぎる方が、足りないよりいいと語った(26日=中央社)
陳部長は、予約金を支払ったのは同メーカーが1社目で、他3社とも直接交渉を進めていると説明した。また、同メーカーの1,000万本を来年第1四半期に輸入できるかは不明と述べた。
台湾は▽米ファイザーと独ビオンテック(BNT)▽英アストラゼネカと英オックスフォード大学▽仏サノフィ▽米モデルナ──が開発中のワクチンの調達を検討している。このうち、モデルナのワクチンはCOVAXの候補リストに含まれていないため直接交渉が必要だ。
陳部長は、サノフィのワクチンの量産時期は来年第3四半期となる見通しだが、そのころには他のメーカーのワクチンを確保できているとの見方を示した。
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