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《ワイズ横丁》大企業の尾牙、部門別が主流に/台湾


ニュース 社会 作成日:2020年11月26日_記事番号:T00093382

《ワイズ横丁》大企業の尾牙、部門別が主流に/台湾

 台湾では毎年、春節(旧正月)前に企業が尾牙(忘年会)を開催し、1年間の従業員の労をねぎらう習慣があるが、新型コロナウイルスの脅威が続く中、開催中止を宣言する企業が相次いでいる。ただ部門別の食事会など小規模な尾牙を実施するケースは少なくないようで、ホテルやレストランなどは、例年とは異なるプランを打ち出している。

 台湾メディアでは最近、鴻海精密工業をはじめとする電子メーカー大手や国泰金融控股(キャセイ・ファイナンシャル・ホールディングス)といった金融機関が尾牙中止を宣言したとのニュースが相次いで伝えられている。

 これら大企業は例年、結婚式場や展示場、ホテルの宴会場を使用して大規模な尾牙を開催しているため、こうした施設は、深刻な打撃を受けるとみられる。高級ホテル運営会社、雲品国際酒店(FDCインターナショナル・ホテルズ)の丁原偉総経理は、尾牙市場規模は少なくとも20%縮小すると予測した。

 一方、王美花経済部長は25日、全社員を挙げての尾牙は開催が見送られるものの、部門別などに分割して実施する企業は多く、中小型の飲食業者は商機が見込めると指摘した。

 フランチャイズ・チェーンストア業界団体、台湾連鎖加盟促進会(ACFPT)の李日東理事長も、最近、比較的小規模な尾牙の予約を多く受け付けていると明らかにした。セルフサービス式のビュッフェなど中小型レストランが恩恵を受けるとの見方だ。

 台北市内の大手ホテルも、さまざまな対策を打ち出している。南港区の台北六福万怡酒店(コートヤード・バイ・マリオット台北)は、尾牙サービスの受け付け規模を10人からに縮小。料金も10人用テーブル1台当たり1万5,800台湾元(約5万8,000円)からに引き下げた。

 温泉地、北投区の大地酒店(ザ・ガイヤ・ホテル)も館内や館外レストランで1テーブルからの尾牙を受け付けており、出席者には温泉入浴を3割引きで提供する。

 中正区の台北喜来登大飯店(シェラトングランド台北ホテル)は最低4テーブル、中山区の台北国賓大飯店(台北アンバサダーホテル)は5テーブルからとしつつ、シェラトンは100テーブル以上の場合1テーブル当たり1万4,500元、アンバサダーホテルは各種食事券や宿泊券をプレゼントするなど、大規模な尾牙もあきらめていない。