ニュース 医薬 作成日:2020年12月3日_記事番号:T00093485
新型コロナウイルス感染症対策本部、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は2日、3社目となる新型コロナウイルス感染症のワクチンメーカーとの契約交渉が最終段階にあると明らかにした。陳部長は調達量について、「少なくない」と語った。社名は明らかにされていない。3日付経済日報などが報じた。
陳部長は、既に2社と契約し、予約金を支払ったと説明した。少なくとも1,500万本のワクチンが確保される見通しだ。
一方、衛福部食品薬物管理署(TFDA)は最近、地場のワクチンメーカーによるコロナワクチンの臨床試験を急ぐよう促しており、国光生物科技(アディミューン)、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)、聯亜生技開発(UBIアジア)の3社が12月末までに第2相臨床試験を開始することに期待感を示した。
衛福部疾病管制署は、12月末までに第2相臨床試験を開始すれば、1社当たり3億台湾元(約11億円)の補助を行うことにしている。開始時期が12月末以降となった場合には、補助額を2割削減する。
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