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《新型肺炎》無許可でマスク生産、台南のメーカーを摘発/台湾


ニュース 医薬 作成日:2020年12月3日_記事番号:T00093487

《新型肺炎》無許可でマスク生産、台南のメーカーを摘発/台湾

 検察当局はこのほど、マスクメーカーの台湾精碳(フォルモサ・エナジーカーボン、TWEC、台南市永康区)が9月に無許可で同市帰仁区、仁徳区に生産ラインを設置した上で、マスク400万枚以上を不正に販売し、1,700万台湾元(約6,300万円)以上の不当な利益を上げていたとして、経営者と従業員ら4人を逮捕した。3日付自由時報が伝えた。

/date/2020/12/03/09mask_2.jpg検察当局は捜査でマスク60万枚を押収した(2日=中央社)

 同社は今年4月にも永康区内の無許可の生産ラインで医療用マスクを違法に製造し、検挙されていた。

 同社は今回、「TWGIA台湾隊長」などの商品名で調達先不明のメルトブロー式不織布を使い、マスクを生産。一部にはマスク表面に医療用を示す「MD」という文字を刻印していた。また、外箱には国家標準「CNS14774」という虚偽の表示も行っていた。

 経済部によると、同社へのメルトブロー式不織布の供給は5月に中断しており、同社からのマスク調達も5月12日以降取りやめているということで、今回摘発された生産ラインのマスクは実名制で販売される医療用マスクの流通経路には流れていないという。