ニュース 医薬 作成日:2020年12月4日_記事番号:T00093515
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の完全子会社、医療機器の開発、製造を手掛ける達爾生技(デルバイオ)は3日、新型コロナウイルスのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査に要する時間を1.5時間と従来の4時間から大幅に短縮できる装置「達基(Dagene)」を発表した。既に衛生福利部(衛福部)の承認を得て自社生産している。今年末~来年第1四半期には日本や欧州、米国で監督機関の認可を取得する見通しだ。4日付工商時報が報じた。
デルタの海英俊董事長は、デルバイオはこれまでに世界の複数の著名な医療機器ブランドにODMサービスを提供していると説明した(デルタリリースより)
デルバイオによると、達基は新型コロナウイルスに加え、最多24タイプの遺伝子を検出することが可能で、その他の疾病も一度に検査できるという。
同装置は体積が小さく、検査後すぐに結果を知ることができるため、急な発症への対応や、空港の制限エリア出入り口、通関、遠隔地や臨時の検査拠点などでの導入に適していると説明した。
海外市場の開拓に向け、既に試薬メーカーなどとODM(相手先ブランドによる設計・生産)を含む提携方式を検討している。
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