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晶元と璨円、特許訴訟で和解


ニュース 電子 作成日:2008年8月6日_記事番号:T00009356

晶元と璨円、特許訴訟で和解

 
 発光ダイオード(LED)大手の晶元光電(エピスター)と璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)は5日、3年越しの特許訴訟で和解が成立したと発表した。新規参入企業に対抗するためにも大手2社が緊密に協力していく方が得策との判断が働いたものとみられる。6日付経済日報が伝えた。

 和解内容は明らかにされていないが、晶元光電は「和解は株主の利益を守り、同業に知的財産権の尊重を呼び掛けるものだ」と指摘。璨円光電は「和解は双方にとって利益で、今後協力強化を図る可能性も排除しない」と述べた。

 両社が保有する特許件数は晶元が800件以上、璨円が300件以上に上り、両社が特許の相互授権で友好的に協力すれば、LEDをめぐる「特許包囲網」ができ上がる。

 半導体業界では、奇美電子(CMO)、友達光電(AUO)、台湾積体電路製造(TSMC)などがLEDの川上工程であるエピタキシャル基板の生産に参入を狙っている。しかし、晶元と璨円が密接な協力関係を築けば、単独での新規参入は困難となり、両社との協力や資本提携が避けられなくなる可能性がある。