ニュース 社会 作成日:2020年12月8日_記事番号:T00093569
台北市万華区の歴史ある道教廟(びょう)、青山宮で今月4日から6日にかけて毎年恒例のお祭りが開催された。この祭りは深夜に街を練り歩く行事が売り物。しかも今年は廟の創設165周年に当たったことから例年に無い盛り上がりで、終了予定時間を過ぎても深夜に爆竹を鳴らしたり、花火を打ち上げる者が相次ぎ、台北市政府のホットラインなどに苦情が殺到した。
清時代の1854年に創設された青山宮は毎年旧暦10月20日から23日にかけて、神像を乗せたみこしや楽隊、信徒が夜の街中を練り歩くお祭りを実施している。その途中で陣頭(道教廟のお祭りなどに演じられる太鼓や踊りなどのパフォーマンス)が行われたり、爆竹が盛大に鳴らされたり、花火が打ち上げられるにぎやかなお祭りだ。
今年は創設165周年に当たったことで参加者の数が過去最多を記録し、これに伴い騒音などの問題が相次いで発生。民家で火災が発生する事態まで起き、祭りの主催者は最終日に予定より早く祭りを前倒しで終了し、後続の行事は中止すると発表した。
これに納得できない一部の参加者は、その後も街中で爆竹を鳴らすなど夜通し騒ぎを続け、周辺から人がいなくなったのは7日の午前7時ごろだった。
祭りが行われた3日間に台北市の市民ホットライン(1999)にかかってきた騒音を訴える電話は計268件、▽渋滞▽交通違反▽早朝の爆竹▽大気汚染──などの問題点を指摘する通報も317件に上った。
青山宮のフェイスブック(FB)ページには苦情コメントが相次いで書き込まれて「炎上」状態となった。同廟管理員会は7日、周辺住民および社会に謝罪した。その上で時代の変化に応じてお祭りも変える時が来たと表明。今後は伝統文化、歴史の保存と都市生活の質のバランスを取るため、▽危険性の高い花火は実施しない▽爆竹の量を減らす▽花火と爆竹の実施時間を制限する──という3項目の改善策を示した。
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