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《新型肺炎》全ての外国人労働者、新型コロナ検査を義務付け/台湾


ニュース 社会 作成日:2020年12月10日_記事番号:T00093620

《新型肺炎》全ての外国人労働者、新型コロナ検査を義務付け/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は9日、10日よりベトナムやタイからの産業類の外国人労働者は台湾入境後14日間の外出制限「居家検疫」満了後、翌日に指定の病院で新型コロナウイルスの検査を受けなければならないと発表した。検査の費用は指揮センターが負担する。10日付中国時報などが報じた。

 3月下旬より社会福祉類の外国人労働者に対し、7~11月にフィリピン、インドネシアからの外国人労働者に対し集中検疫所での居家検疫、期間満了前の検査を義務付けていた。このため、全ての外国人労働者が検査を受けることになる。労働部の統計によると、10月末時点の外国人労働者は70万人で、産業類が44万人でベトナムが多く、社会福祉類は25万人でインドネシアが多い。

 また指揮センターは、外国人労働者の「居家検疫」終了後の7日間の自主健康管理(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など)について、雇用主や仲介会社は外国人労働者の滞在場所などを指定サイトに登録し、1人につき1室を与えなければならないと説明した。1人1室が困難な場合は、1.5メートルの社会的距離(ソーシャルディスタンス)を確保し、マスクを着用、消毒を確実に行わなければならない。

 雇用主や仲介会社が規定を守らなければ、伝染病防治法違反(感染症予防治療法)により罰金3,000~1万5,000台湾元(約1万1,000~5万5,000円)、仲介会社が労働者の権益を損なえば就業服務法により罰金6万~30万元を科す。