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台風時に外遊の台東県長、党員資格停止処分に


ニュース 社会 作成日:2008年8月7日_記事番号:T00009363

台風時に外遊の台東県長、党員資格停止処分に


 国民党の綱紀粛正機関である廉能委員会は6日、大型台風の接近中に海外出張していたことを機に、過去の不透明な海外出張が発覚し批判を浴びている同党所属の鄺麗貞台東県長に対し、「社会的感覚を欠いており、党の名誉を傷つけた」として党員資格停止処分を下した。7日付中国時報が報じた。

 廉能委員会は同日、鄺県長から3時間以上にわたる事情聴取を行った後、採決を通じて党員資格停止処分を決定した。処分の期間がどの程度になるか、また来年末の県長選挙での指名に影響するかどうかなどについて同党考核紀律委員会(考紀会)の阮剛猛主任委員は、「司法による調査を待って決定する」と語った。

 事情聴取を終えて党本部から出てきた鄺県長は疲れた様子で、「廉能委員の指摘を謙虚に受け止め、党および台東県の住民に深くおわびします」と声を詰まらせながら語った。

 また中国時報によると、考紀会から廉能委に送付された資料には「台風襲来時の海外出張が党の名誉を傷つけた」と記されていたが、台風の際には同党の有力者である胡志強台中市長もマーシャル諸島を訪問しており、対応に困った廉能委は「台風襲来時」の文言を削ったという。