ニュース 社会 作成日:2020年12月15日_記事番号:T00093693
これまでまったく登山経験のない苗栗県に住む15歳の少年が、3,000メートル級の山を単独で縦走しようと決意した。家族の制止を無視して13日に山に入ったが、一時連絡が取れなくなり、救助要請が出される騒ぎとなった。
少年(左3)は14日保護され、救助隊員らに謝罪の意を示した(14日=中央社)
苗栗県内の高校に通う少年は、普段から登山に強い興味を抱いていた。ある日、登山愛好者がインターネット上に投稿した南投県と花蓮県にまたがる能高山(標高3,262メートル)と安東軍山(3,068メートル)を縦走した際の写真を見て自分も登ってみたいと思い立った。
能高山~安東軍山の縦走は通常、走破に5日間を要する。今の時期は、山中での夜間の気温は5度以下まで低下するため、十分な防寒具やテント、寝袋も必要だ。
ところが少年は、衣類は半袖シャツと長袖シャツ、スポーツ用のジャケットとズボンという軽装で、テントや寝袋も持たず、食料は即席めん5袋に少量の菓子類のみだった。
少年は13日午後5時50分ごろ、家族に写真を送って無事を知らせたのを最後に全く連絡が取れなくなった。父親が午後10時ごろ「息子が一人で山に入り、行方不明になった」と通報した。
連絡を受けた仁愛消防分隊は、連絡が途切れた地点を基に、少年は登山口から13キロメートル地点にある山小屋の天池山荘から6.5キロ手前の辺りにいると推測。ひとまず、林務局南投林区管理処の職員2人が暗闇の中をバイクで登山道を捜索することとなった。
この時、少年は既に天池山荘に到着していたが、宿泊予約をしていなかったため、入館できずにいた。結局、軒下にシートを敷いて夜を明かすことにしたようで、翌朝午前3時ごろ、山荘に到着した林務局員に発見され、保護された。
少年の健康状態に大きな問題はなかったが、気温5度まで冷え込んだ山の寒さにただただ震えていた。彼は林務局員のバイクに乗せられて午前5時ごろには登山口に到着。保護者に引き取られ、自宅に帰った。
少年の無謀な挑戦に対し、登山家は、命を粗末にする行為だとの指摘が上がった。台湾では今年、従来は厳しい規制を設けていた山間地域への一般人の立ち入りを開放する政策が進められており、これに伴い危険な登山も増えている。アウトドア教育の普及が急務といえそうだ。
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