ニュース 電子 作成日:2020年12月16日_記事番号:T00093704
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)で研究開発(R&D)部門を率いていた蒋尚義・元共同営運長(COO・最高執行責任者)が2021年1月から中国の同業、中芯国際集成電路製造(SMIC)の副董事長に就任することが分かった。またSMICは16日午前、同社聯合首席執行官(Co-CEO)を務める梁孟松・元TSMC研発処長が辞任の意向を示していると明かした。16日付経済日報などが伝えた。
蒋氏は今年6月、中国の新興半導体メーカー、武漢弘芯半導体製造(HSMC)の最高経営責任者(CEO)、総経理、董事職を全て辞任したことを明らかにし、その後の動向が注目されていた。
これについて、TSMCの劉徳音(マーク・リュウ)董事長は15日、「尊重する」と述べた上で、チップレット(チップを小分けにして組み合わせる新技術)技術に関する蒋氏の考え方に賛同を表明した。TSMCは10年以上前よりチップレット技術を発展させ、3ナノメートル製造プロセスの製造向上に役立てていると語った。
米政府はSMICを制裁対象としており、今後の事業見通しは不透明で、中国以外の顧客がSMICに生産を委託する状況にはない。SMICの主力製造プロセスのライバルは台湾の聯華電子(UMC)とされるが、当面の影響は限定的とみられている。
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