ニュース その他製造 作成日:2020年12月16日_記事番号:T00093715
フィットネス機器大手、喬山健康科技(ジョンソンヘルステック)の羅光廷総経理は15日、ベトナム第2工場を建設すると明らかにした。生産ライン9本を設置し、来年5月に稼働予定。上海工場が手掛ける自社ブランド「Horizon(ホライズン)」の家庭用フィットネス機器と「Matrix(マトリックス)」のハイエンド家庭用フィットネス機器の生産機能を全てベトナム工場に移管する。投資額は1,200万~1,500万米ドル。16日付工商時報が報じた。
ベトナムでの家庭用フィットネス機器の生産コストが中国より15%安い上、米国、欧州向け輸出の関税が中国向けよりそれぞれ7.5ポイント、2.7ポイント低いことから第2工場建設を決めた。
第2工場完成後、ベトナム工場の生産ラインは4月初めに出荷を開始した第1工場と合わせて15本となる。
同社は国・地域別の工場の生産額割合を▽台湾、50億台湾元(約180億円)▽中国、70億元▽ベトナム、70億元──とする計画だ。
買収計画も
同社は先日、協調融資(シンジケートローン)により90億元を調達した。資金は金融機関への債務返済、ベトナム第2工場建設のほか、海外のフィットネス機器メーカーの買収、海外での販売会社設立に充てる。買収先は決定しており、現在交渉中だ。
また、来年にかけてトルコと南アフリカに販売子会社を設立する計画だ。同社の販売子会社は35社となる。
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