華晶科技（アルテック）は16日、米クアルコムと共同開発した人工知能（ＡＩ）搭載の360度カメラ「360度ＡＩカメラ」が、半導体パッケージング・テスティング（封止・検査）最大手、日月光投資控股（ＡＳＥテクノロジー・ホールディング、ＡＳＥＨ）が同日高雄市で稼働した第５世代移動通信（５Ｇ）のミリ波（mmWave）対応スマート工場「高雄K23工場」の無人搬送車（ＡＧＶ）に採用されたと発表した。17日付工商時報が報じた。
同カメラは、人・物体認識機能や電子フェンスシステムで周囲360度を正確かつリアルタイムに監視できるとうたう（同社リリースより）
アルテックは、同カメラはクアルコムのミリ波対応スマート工場向けシステム・オン・チップ（ＳｏＣ）「QSM5165」を搭載しており、顧客に最先端のＡＩ向け視覚映像ソリューションを提供できると説明した。
アルテックにとってはスマート工場の新分野開拓に成功したことになる。同社はこれまで▽携帯電話▽車載▽医療▽モノのインターネット（ＩｏＴ）▽セキュリティー管理──向けなどに注力してきた。
