ニュース 電子 作成日:2020年12月17日_記事番号:T00093741
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は16日、日本電気硝子の高月工場(滋賀県)の停電によるガラス基板生産停止などで部品の供給不足が深刻化し、パネルの供給逼迫(ひっぱく)は来年上半期まで続くとの見方を示した。17日付経済日報などが報じた。

彭董事長は、日本電気硝子の高月工場の復旧には3~4カ月かかるとの見方を示した。同工場は世界のガラス基板生産能力の10%に相当し、AUOや群創光電(イノラックス)は同社のガラス基板の使用割合が低いが、韓国のLGディスプレイ(LGD)は大きな影響を受けると指摘した。
一方、10日の宜蘭県沖を震源とするマグニチュード(M)6.7の地震の影響について彭董事長は、AUOの生産ラインは数時間停止しただけで、損失は小さいと説明した。
彭董事長は、グーグルの基本ソフト(OS)搭載のノートパソコン「クロームブック」向けパネルの供給は受注の5割にとどまっていると明かした。
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