ニュース 電子 作成日:2020年12月18日_記事番号:T00093747
インドメディアの報道によると、電子機器受託生産サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業は6年で250億ルピー(約350億円)を投じる開発計画がインド政府に承認された。アップルのスマートフォン、iPhoneハイエンドモデルの組み立てのためとされる。インドでiPhoneを組み立てる緯創資通(ウィストロン)のインド新工場で暴動が発生し、インド生産に懸念が生じる中、鴻海はインド投資を続行する。18日付経済日報が報じた。
鴻海は17日、市場の観測やメディアの報道にはコメントしないとし、進展があれば発表すると説明した。
雇用創出2.5万人
ニュー・インディア・エクスプレスによると、鴻海はインド南部のタミル・ナードゥ州の州都チェンナイの工業団地で、用地30.83エーカー(約12万平方メートル)を取得し、従業員1万9,500人を収容できる宿舎を建設する計画だ。
工業団地の広報担当者は、鴻海が従業員に住居を提供するためと説明した。2段階に分けて開発し、2023年3月に住宅エリア7区画や商業エリア、公共エリアが完成予定。24年3月に第2段階の6区画の住宅エリアなどが完成予定だ。住宅エリアは13区画から成り、建物は10階建てで、飲用水などの共有設備を備える。バドミントンなどの屋外スポーツ施設や、薬局、ショッピングセンター(SC)、スーパーマーケットなども設ける。
鴻海は中国でも工場に社員寮や商業施設などを設け、さながら一つの町となっている。
今年2月に生産開始
外電によると、iPhoneのハイエンドモデルを組み立てるため、鴻海はチェンナイ近郊のスライペルンブドーで用地150エーカー(約60万平方メートル)を取得し、今年2月に生産を開始している。
鴻海のインドでのiPhoneハイエンドモデル組み立て計画の投資額は10億米ドル以上とされる。
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