ニュース 電子 作成日:2020年12月18日_記事番号:T00093749
台南市の成功大学敷地内に設置された国家実験研究院(国研院)の「国研院台湾半導体研究センター台南基地」が17日、供用を開始した。▽半導体のヘテロジニアス・インテグレーション(異種統合)・パッケージング(封止)▽相補性金属酸化膜半導体(CMOS)センサー▽微小電子機械システム(MEMS)センサー▽先端バイオ医療用センサー▽無線センサーシステム統合──などの技術サービスを提供する。18日付工商時報が報じた。
同基地では、▽モノのインターネット(IoT)▽バイオ医療▽センサー──などの半導体製造プロセスの開発を進める(国研院リリースより)
同基地は2018年9月に着工した。南部での▽半導体人材育成▽研究開発(R&D)▽産学連携──の場とする。
主な施設は地上4階、地下1階建て、延べ床面積約1,000坪の半導体研究ビルだ。ISO14644クラス4規格に準拠した高清浄度のクリーンルーム(200坪)や、バイオ医療・光電検査・実験室(35坪)を備える。
国研院の呉光鐘院長は、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が南部科学園区(南科)に3ナノメートル製造プロセス採用の工場を計画していることも追い風となり、同基地は大きな役割を果たせると表明した。
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