ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年12月21日_記事番号:T00093769
サプライチェーン関係者によると、アップルは同社初の電気自動車(EV)「アップルカー」を2021年9月に発表するようだ。従来予想より2年早い。アップルカー向けで、和大工業(HOTA)など台湾の自動車部品メーカーは受注が満杯とみられる。21日付経済日報が報じた。
EVサプライヤー大手の幹部によると、アップルは既に米国カリフォルニア州で、アップルカーのプロトタイプ数十台の路上試験走行を開始した。22年には出荷台数が大幅に増加すると見込む。
サプライチェーン関係者によると、アップルは近ごろ、自動車部品大手の和大工業のほか、▽ワイヤハーネス大手の貿聯控股(ビズリンク・ホールディング)▽精密プレス部品大手の和勤精機(CFTC)▽EV用モーター大手の富田電機(フクタエレクトリック&マシナリー)──などに部品の準備を要請したようだ。
和大工業は、嘉義県の大埔美精密機械園区で新工場を建設中で、人工知能(AI)によるスマート化を進め、21年第2四半期に生産ライン6本を稼働する予定だ。
和勤精機は、彰化県の全興工場が年内に量産を開始する予定だ。中国浙江省の嘉興工場は21年第2四半期に拡張完了予定だ。
富田電機は、新竹科学園区(竹科)銅鑼科学園区(苗栗県銅鑼郷)の第2期工場が21年に稼働する予定だ。EV用モーター部品の生産能力を年間100万セットへと、現在の40万セットから増強する。動力システムは40万セット以上に増やす。
アップルカーの組み立てについて、鴻海精密工業と裕隆集団の合弁会社「鴻華先進科技」が受注を狙っているとの観測が出ている。鴻海は、うわさにはコメントしないと回答した。
アマゾンEVにも部品供給
このほか、米アマゾン・ドット・コムが21年8月に米国で配送用EVバンを導入し、22年に世界に拡大する予定で、部品は台湾のサプライヤーが供給するとされる。スタートアップの米リヴィアンは昨年、アマゾンからEVバン10万台を受注した。
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