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ノートPC受託生産業界、春節の人手確保が課題に/台湾


ニュース 電子 作成日:2020年12月21日_記事番号:T00093778

ノートPC受託生産業界、春節の人手確保が課題に/台湾

 ノートパソコン市場は来年第1四半期も旺盛な需要が続く見通しで、中国に工場を持つODM(相手先ブランドによる設計・生産)メーカーは春節(旧正月、2021年は2月12日)連休中の人手を例年以上に確保するため、奨励金の支給などを計画している。21日付電子時報が報じた。

 例年第1四半期はノートPCの非需要期だが、来年は新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)やオンライン授業の増加により旺盛な需要が続く見通しだ。

 来年第1四半期のノートPC出荷台数は、液晶パネルやアナログICなど重要部品の供給不足と春節連休中の従業員の帰省などで前期比10~20%減少するとみられるが、減少幅は例年の20~30%減を下回ると予想されている。

 ODMメーカーは、例年は春節連休中に従業員の10%を工場に残していたが、来年は奨励金の支給などを通じて30~50%に引き上げる必要があると説明した。

 一方、あるメーカーは、最大の問題は部品不足であり、人手を確保できても部品がなければ出荷できないと指摘した。