ニュース 金融 作成日:2020年12月21日_記事番号:T00093782
金融持ち株会社、富邦金融控股(富邦フィナンシャル・ホールディングス、富邦金)は18日、同業中堅の日盛金融控股(日盛金)に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施し、同社株式の50%以上取得することを董事会で決議した。最終的には株式100%の取得を目指す考えで、取得額は245億2,600万~490億4,200万台湾元(約900億~1,800億円)となる見通しだ。実現すれば金融持ち株会社同士の買収としては台湾初のケースとなる。19日付経済日報が報じた。
富邦金の韓蔚廷総経理は、買い付け価格は日盛金株の過去1カ月間の平均株価に24.8%のプレミアムを上乗せしたものとなると説明した。買収によるメリットについては、日盛金の総資産は3,000億元余りと大きくないが、傘下の日盛国際商業銀行は44カ所に拠点を展開しており、富邦金傘下の台北富邦商業銀行の135カ所を合わせると179カ所となり、台湾の民間銀行で最多になると強調した。
証券業務についても、富邦金傘下で市場シェア5.54%(3位)の富邦綜合証券が、日盛金傘下でシェア3.59%(7位)の日盛証券を合わせれば、シェアは9%を超え、業界2位でシェア9.3%の凱基証券(KGI)に急追する。
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